導入相次ぐアクセラレータープログラム 成功のポイントは?
日本の大手企業がアクセラレータープログラムを導入する事例が増えている。アクセラレータープログラムの国内外の動向や、運営のポイント、成功の秘訣について国内最大手の運営者、ゼロワンブースターの合田ジョージ氏が解説する。
選抜された複数のスタートアップの成長支援を数ヶ月間に渡ってバッチ型で集中的に行う「シードアクセラレータープログラム(Seed acceleratorprogram)」は、2005年に北米のY Combinatorによって開始された。その後、2010年頃から欧米を中心として企業とスタートアップが連携してイノベーションを加速する、企業がスポンサードするコーポレートアクセラレータープログラムが勃興してきた。
日本でもこの動きは2015年頃から加速してきている。特に大手企業の雇用流動性が低い日本では、社外との連携を合理的に実施できる貴重な機会となるため、多様性が必要なイノベーションを産むための一つの選択肢としてコーポレートアクセラレーターへの期待が持たれている。
図1 一般的なアクセラレータープログラムの流れ
アクセラレータープログラムとは?
アクセラレーターとインキュベーターはよく混同される。
インキュベーター・インキュベーションは、例えるならば起業家にとってのスポーツジムのようなもので「長期」、「コストダウン」、「施設」の意味合いが強く、支援者は居ても基本的に起業家の自助努力が中心となる。
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