地域の「日常」は旅の「非日常」 「ありのまま」に観光の商機

地元の人たちが、「山と海だけで、何もない」と思っているような地域でも、外から来た人にとっては、「何もない」ことこそが大きな魅力になり得る。香川にも、香川だからこそ体験できる数々の観光資源がある。

同じ瀬戸内海でも、広島・しまなみ側と香川側では、まったく異なる表情があり、香川でしか体験できない瀬戸内がある

訪日外国人が急増し、日本国内の旅行需要が拡大する中、各地では観光振興が熱気を帯びている。これまで多くの地域では観光資源が乏しいとの考えから、新たな観光の目玉を創作することや、奇をてらった販促手法に取り組んできた。しかし、その地でしか得られない、その地ならではの資源にこそ、観光の商機があるのではないだろうか。

期待値の低さが驚きを生む

香川県は47都道府県で最も面積の狭い県であり、讃岐うどんや芸術を主軸とした観光振興を展開してきた。しかし、それだけが観光資源ではなく、少し視点を変えると香川ならではの素材の魅力が見えてくる。

瀬戸内海に面した香川は、年間を通じて温度や湿度が比較的安定しており、自然災害が日本で3番目に少ない。また、大小の島々が連なる風光明媚な多島海景観を有する。こうした資源に注目し、瀬戸内海でアウトドア・レジャーであるシーカヤックのガイドツアーを主催するFree Cloud(フリークラウド)代表の小前昭二氏に話を聞いた。

小前昭二 Free Cloud 代表

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