2015年3月号
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プロジェクトニッポン 香川県

「うどん県」でブランド力急上昇 世界を魅了する香川へ

浜田恵造(香川県知事)

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「うどん県」を前面に打ち出したプロモーション戦略で、ブランド力を高めた香川県。浜田知事は、「うどん」にとどまらない県の魅力を発信し、観光戦略を強化。地域の資源である「希少糖」などを活かし、成長産業の創出にも力を注ぐ。

浜田恵造(香川県知事)

―香川の地域資源の潜在力や可能性について、どう見ていますか。

香川には多くの地域資源があります。まずは、2014年に国立公園80周年を迎えた瀬戸内海。国立公園指定第一号で、なかでも備讃瀬戸(香川県と岡山県の間の海域)が一番に指定された地域です。「世界の宝石」と称される瀬戸内海の原点です。

「こんぴらさん」として親しまれている金刀比羅宮、大名庭園の栗林公園をはじめとする観光地に加え、近年はアートの県としても注目されています。直島や豊島の美術館、3年に1度開催する瀬戸内国際芸術祭、イサム・ノグチ庭園美術館などには、国内はもちろん海外からも多くの人が訪れています。

食では、さぬきうどんがあります。また、オリーブ牛やオリーブハマチなど、オリーブ関連のプロジェクトも進んでいます。こうした地域資源は、平野部が多く都市機能と田園の良さを併せ持つ香川ならではの気候、風土から生まれたものです。県としての潜在力、可能性は非常に大きいものがあります。

成長を牽引する5大プロジェクト

―県内産業の振興のため、どのような施策を進めていきますか。

2013年7月、付加価値を生み出す地域資源を集積しようと、6つの分野を中心とした香川県産業成長戦略を策定しました。「食品・バイオ」、「健康」、「ものづくり」、「エネルギー・環境」、「農産物づくり観光」の6つです。

中でも「希少糖」、「オリーブ」、「K-MIX関連産業育成」、「ものづくり」、「アート」の5大プロジェクトを重点的に行っています。

香川で生まれた世界に誇れる財産である希少糖については、今後も産学官連携の成果を活かし、研究開発から生産、販売にいたるまで総合的に推進していきます。2013年から希少糖含有シロップが全国販売されているなど、希少糖を使った商品が全国に900種類以上生まれています。

また、食品だけではなく、医療や農業などさまざまな分野において応用できる可能性も広がっています。「希少糖と言えば香川、香川と言えば希少糖」と呼ばれる一大産業へと育てたいと考えています。

小豆島は日本で初めてオリーブ栽培に成功した地で、最大の産地でもあります。オリーブオイルだけではなく、オリーブの葉を粉末にしたものを与えたオリーブハマチ、オリーブオイルを搾った後の果実を飼料に混ぜ与えたオリーブ牛の生産拡大、PRにも力を注いでいます。どちらも、おいしくてヘルシーだと評判をいただいています。

香川県の重点プロジェクト

「かがわ希少糖ホワイトバレー」オリーブ産業強化プロジェクトプロジェクト

プロジェクト目標(10年後)

  1. ▶世界的に求心力のある稀少糖の「知の拠点(=研究開発拠点)」の形成
  2. ▶産学官一体となった「稀少糖産業」の創出
  3. ▶世界に通じる「香川の稀少糖」ブランドの確立

 

オリーブ産業強化プロジェクト

プロジェクト目標(10年後)

  1. ▶全国トップの生産量を持続できる
  2. 生産体制の確立
  3. ▶品質、品目数とも全国をリードする香川発のオリーブ商品群の創出
  4. ▶小豆島を中心としたオリーブブランドの確立

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