データで見る岐阜県

天下の三名泉から世界遺産の農村風景や古い町並み、現代に生きる匠の技の伝統まで、豊富な地域資源を有する岐阜県。統計やランキングから、岐阜の現在を明らかにする。

豊富な観光資源

3000m級の山岳地帯を有する北部の「飛騨」と平野部の「美濃」に二分される岐阜県。世界遺産の合掌造りや雄大な山岳風景、「清流」に育まれた伝統工芸や特産品も豊富。

(1)世界遺産

白川郷合掌造り集落数百年の時を刻む合掌造り家屋を中心に、村の暮らしを育む大自然と長い歴史と現代の生活が見事に調和。

(2)スーパーカミオカンデ

世界最大の宇宙素粒子観測装置。東京大学宇宙線研究所の付属機関として建設。飛騨市神岡鉱山内の地下1000mに位置している。

(3)奥飛騨温泉郷

日本の屋根・北アルプスの懐で、大自然に囲まれた5つの温泉地が育まれている。

(4)飛騨高山 古い町並(さんまち通り)

城下町の中心、商人町として発展した高山の上町、下町の三筋は、古い町並と呼ばれる。町家の大戸や、老舗の暖簾が軒を連ねる。

(5)高山祭

高山祭は、日枝神社の春の山王祭(4月)と、桜山八幡宮の秋の八幡祭(10月)の総称。「日本三大美祭」の一つ。

(6)下呂温泉

兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三名泉」の一つ。肌がつるつるになる「美人の湯」として知られる。

(7)郡上おどり

観光客も地元の人も浴衣姿で下駄を鳴らして、一つの輪になって踊る。毎年約30万人以上が全国から集う。

(8)馬籠宿

約600mの急峻な地形にある宿場町。通りには石畳が敷き詰められ、両脇には格子のある民家など江戸時代を彷彿とさせる家並みが連なる。

(9)長良川の鵜飼

夜の闇の中、赤々と燃える篝火を川面に映し、鵜匠と鵜が一体となって繰り広げる古典漁法「鵜飼」を繰り広げる。

日本の食文化を発信するサイト『SHUN GATE』

日本の食文化は、四季と風土に育まれた豊かな食材はもちろん、その食材を活かすための技術、食卓に届けるまでのおもてなしの精神など、多くの人々の知恵と工夫によって築かれている“価値ある観光コンテンツ”だ。

「旬」を育む地域を伝える「ROOTS OF SHUN」、「旬」を楽しむ人を伝える「SHUN CURATOR」などのコンテンツが揃う

その価値を世界に発信して日本のブランド力を高め、多くの人に日本を訪れてもらうため、凸版印刷は、さまざまな業種の企業と共同で『SHUN GATE』を開設した。凸版印刷は、2012年から2013年にかけて、日本の食文化の情報を国内外に向けて発信することで経済効果の創出を目指す企業や、外部アドバイザーが参加する異業種勉強会「『食文化コミュニケーション』準備会」の事務局を担当。この異業種勉強会を通じて培ったネットワークやコンテンツを活用し、この6月、勉強会参加企業とともに『SHUN GATE』を開設した。『SHUN GATE』は、「食材の最も味の良い時期」を意味する『旬』をテーマに、日本の食文化を、その背景にある風土や地域性、技術、人々の関わりをストーリー化して、国内外に発信するサイトとなっている。

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