「新しい公共」を全国に発信

青森県は全国に先駆けた社会インフラのアセットマネジメントの導入や、地域を巻き込んだ「環境公共」事業の提唱など、一歩先を行く政策を展開。少子高齢化や財政縮小の時代のモデルとなる、新しい「公共」を推進している。

豊かな里山や海を守るため、農・林・漁業が連携した「環境公共」の取り組みが始まっている(名久井岳)

アセットマネジメントで橋梁維持費を半減へ

「傷んでから直す」ではなく、「痛む前に直して、できるだけ長く使う」という、アセットマネジメントの考え方。社会インフラの大量更新時代が迫る中で、青森県は全国に先駆けて橋梁管理にアセットマネジメントを導入、2006年に運用を開始した。

「青森県は塩害や凍害により、橋梁の損傷が激しいエリアです。財政改革のための公共投資の40%削減を目指していた2003年、『早く始めて長期的な効果を出せる』予防保全を取り入れようと、職員提案がきっかけとなり導入が始まりました」と県土整備部橋梁・アセット推進グループマネージャーの佐々木正昭氏は話す。

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