繁華街「池袋」における商店街活性
池袋駅西口にビストロ「鉄鍋キッチン ロティット」が5月9日にオープンした。地元の「NPO法人ゼファー池袋まちづくり」が発行している地域通貨が使える初めての店舗として注目を集めている。
アイポイントと呼ばれる地域通貨は、同NPOが開催する地域のイベントや放置自転車の整備など、ボランティア活動に参加した方に配布される。また活動のひとつとして、埼玉県の畑で豊島区内の小学生を対象に都会では体験する事ができない貴重な農業体験を豊島区と共同で実施している。従来、地域通貨は栽培された野菜との交換券として機能していたが、ロティットでの取り組みによって、店舗の利用者は利用代金を地域通貨で支払い、店舗は受け取った地域通貨で同NPOから野菜を仕入れるという地域通貨本来のスキームが確立した。
オーナーを務める前原一仁氏は豊島区でビルの管理を行うシーガルハウスの経営者。数年前に突然に事業承継をすることになり、新たな事業を構想するため、事業構想大学院大学の一期生として入学。2014年の3月に修了し、第1弾の地域活性の事業として地域通貨が循環できるレストランのオープンに至った。
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