地域の足は「自転車タクシー」

愛知県で「ベロタクシー」事業を展開するNPO法人HOMIES(ホーミーズ)。「日本の国土にあった乗り物を開発し、困っている人たちの役に立ちたい」。夢を語る若き代表・高橋氏の目は輝いている。

2010年に行われた第1回目の「あいちトリエンナーレ」からベロタクシーが会場間アクセスを担ってきた

街の風を感じてピンポイント移動

2013年10月27日に盛況のうちに幕を閉じた3年に一度の芸術の祭典「あいちトリエンナーレ2013」。2010年に続き2回目の開催となった。美術館でじっくり作品を愛でるというよりは、街の各所に飛び出したアート作品に「自ら会いに行く」というアクティブな芸術鑑賞スタイルはすっかり定着してきたように思われる。

そんな芸術の祭典で賑わう名古屋・岡崎の街において、通行人の注目を一手に集める存在があった。「ベロタクシー」がそれである。

次世代交通として注目を集める

ユーロ仕込みの洗練されたフォルムもベロタクシーの魅力だ

「ベロタクシー」とはドイツで開発された3輪の自転車タクシー。CO2を排出せず、環境に優しい交通手段として注目されている。運転手1名につき乗客として大人2名が乗車可能だ。

「ベロ」とはラテン語で「自転車」の意味。実はこのベロタクシーの起源は日本の人力車といわれており、日本のそれからインスピレーションを得たベトナム人が自国で自転車タクシーを走らせ、さらにそこからインスピレーションを得たドイツ人が現在の形に近いベロタクシーを開発したのだという。

ベロタクシーの運行は日本では2002年から始まっている。日本の人力車が進化を遂げながら海外を渡り歩き、"サイクル"し再び戻ってきたわけである。

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