2013年9月号
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女性イノベーター50人の構想

グローバル競争での優位戦略

脇坂明(学習院大学 教授)

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激化するグローバル競争に勝ち抜くため、優秀な人材を活用し新たなイノベーションを生み出すダイバーシティ経営が重要性を増す。ダイバーシティ経営研究の第一人者、学習院大学の脇坂明教授は「カギを握るのは女性」と語る。

Win-Winの関係を立証

――日本の女性労働について30年以上にわたり研究を重ねていらっしゃいます。

私は、かなり早い段階から、「女性が男性と同じような仕事をし、活躍することが、中長期的に見て企業の有利につながる」という仮設を立て、それを、データや事例で立証してきました。

脇坂 明教授(わきさか・あきら)
学習院大学 経済学部

2006年に独立法人労働政策研究・研修機構が行ったワークライフバランスの調査結果を分析すると、ファミリーフレンドリー度(仕事と家庭生活の両立支援)が高く、男女活用の均等度が高い企業ほど、企業のパフォーマンスが高いという結果が出ました。

ワークライフバランスが浸透し、女性の活躍が多く見られる企業の方が、そうでない企業より経営状態が良く、売上が上がっている傾向があるのです。

――この結果は大きな意味を持ちますね。

女性の積極的な活用が「女性にとっても企業にとってもいい」というWin-Winの関係ができる前、女性労働研究の大半は、「企業は女性の権利を守るために、多少利益を阻害してでも女性を活用するべき」といった形でした。それでは、企業はついてきません。経営はボランティアではありませんから。ある程度の生産性・利益が見えてこなければ、毎日激しい競争を繰り広げている企業が、女性の積極的な活用に取り組むことは難しい。

男女活用の均等度の高さと経営パフォーマンスの高さの相関関係が認められたことは、大きな意味を持ちます。

――女性が活躍する職場の条件は?

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