茨城県 弁護士ドットコムの「クラウドサイン」を導入

弁護士ドットコムは、茨城県がクラウド契約サービス「クラウドサイン」を導入したことを、2021年5月11日に発表した。都道府県での電子契約導入では同県が初めて。茨城県では、「電子県庁」の実現を目指して、いち早く押印廃止に取り組み、行政に関わる労働生産性の向上を目指している。

弁護士ドットコムは、2020年10月にクラウドサイン事業本部にデジタル・ガバメント支援室を設置(月刊事業構想2021年2月号参照)。多数の行政機関と実証実験を実施し、契約書の電子化・ペーパーレス化による効果検証を実施して、行政においても民間企業と同等の効率化の効果を確認した。

並行して、産業競争力強化法に基づくグレーゾーン解消制度を利用し、クラウドサインの適法性を確認してきた。 2021年2月には、国との契約書、請書、その他これに準ずる書面、検査調書、見積書などにおいても、適法に利用できる旨の回答書を、関係各省の大臣から受領済みだ。今後もクラウドサインを通じて、行政機関におけるDXのモデルケースを作っていく考えだ。

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