損保ジャパン シェアエコ・プラットフォーマー専用保険を共同開発

2020年4月23日、損保ジャパンはスペースマーケット(東京都新宿区)と共同で、シェアリングエコノミー業界初となる被害者補償型のスペースシェアリングプラットフォーマー専用保険を開発したことを発表した。

スペースマーケットでは、あらゆる場所を1時間単位から貸し借り可能な、スペースシェアのプラットフォームサービスを運営している(月刊事業構想2016年10月号参照)。今回、両社が協力して、スペースシェア事業者が契約者となり、スペースシェアリング利用者が、トラブルによって被る物の修理費やケガの治療費ほか、収益、その他の費用も幅広く補償できる保険を開発した。それぞれが第三者に対して追う法律上の賠償責任や解決費用も対象とすることで、スペースシェアリングに関わるリスクを総合的に補償できる。

シェアリングエコノミーは、次第に利用が広まっているが、万一の補償などの体制整備は追いついていない。保険会社の従来の枠組みで提供される保障は、シェアリングエコノミーのシェア事業者や顧客のニーズに応えきれていない部分があった。損保ジャパンは今後も、様々な分野のシェアリングエコノミーに対応した保険商品を開発し、安心・安全・快適なシェアリングエコノミーの発展・推進を支援していく考えだ。

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