タニタ、エー・アンド・デイ 体組成計と血圧計連携へ業務提携

健康総合企業のタニタ(東京都板橋区、関連記事1関連記事2)は2020年2月19日、計測計量機器、血圧計やベッドサイドモニターなどの医療機器を手掛けるエー・アンド・デイと業務提携したと発表した。

提携に基づき、タニタは同社の体組成計測の中核技術である「タニタアルゴリズム」をエー・アンド・デイに提供する。両社の製品(体組成計・フォースレス血圧計)を相互に連携し、健康ソリューションの要である計測精度を高め、質の高い健康ビッグデータの収集に役立てる。

タニタ 代表取締役社長の谷田千里氏は「体組成計技術の標準化で新たなヘルステックを産み出し、日本そして世界を一層健康にしていきたい」と述べている。

日本国内のヘルスケア市場は、2025年には約33兆円に成長すると見込まれる。両者の業務提携の背景には、タニタの強みである未病・予防領域と、エー・アンド・デイの強みである医療領域の技術・商品を相互に活用し、両社の競争優位性を高める狙いがある。

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