徳島の神山まるごと高専 23年開校へ向け校長の公募を開始

 神山まるごと高専 設立準備委員会(月刊事業構想2019年9月号参照)は、2023年4月の開校へ向け、神山まるごと高専の学校長の募集を開始した。2019年9月24日に発表した。

校長の役割は、まずは新設される高等専門学校の教育現場の責任者として、カリキュラム開発などの開校の準備をすること。開校後は神山町において、同高専が掲げるビジョン「利己的に学び、 利他的に実現する」を実現することが求められる。

神山まるごと高専は、工業技術の習得とそれを活用して社会に変化を生み出す「起業家精神」を持つ人材を育てることを目標としている。テクノロジーやアート、デザインをツールとして学びながら、神山という町全体を実践の場としてとらえる、というコンセプトで開学の準備が進む。

設立準備委員会が学校長に求める経験としては、5年以上のチームマネジメント経験、テクノロジー・アートに関する知識、前例が無く変化の激しい環境への適応力、そして望ましくは国外での何らかの活動経験、などだ。年棒は1200万~2500万円で、待遇・福利厚生や勤務開始日などの詳細は相談の上、決定する。

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