福岡のAI企業スカイディスク 8.6億円を資金調達

製造業向けにAIサービスを提供するスカイディスク(福岡市、月刊事業構想2018年10月号参照)は、VCや事業会社から第三者割当増資により8.6億円を資金調達したことを2019年4月18日に発表した。調達した資金は、AIエンジニアの採用と、開発ツールの整備に用いる。

スカイディスクは、製造現場の様々な課題をヒアリングし、センサーデバイスやAIを用いてそれを解決する方策を提供している。創業は2013年で、2017年11月には日本経済新聞社の「NEXTユニコーン」企業として選定された。

今回の増資の引受先は、SBIインベストメント、AJS、中島工業、鈴与商事、りそなキャピタル、環境エネルギー投資、みずほキャピタル、DG Daiwa Ventures。AJSは2017年10月にスカイディスクと業務提携し、旭化成グループの工場でのAI活用を進めている。中島工業も同様に、2018年1月にスカイディスクと業務提携し、工場向け水処理装置にAIを組み込んだパッケージ商品の開発を進めてきた。鈴与商事とは2019年1月から、ファクトリーオートメーションサービスとAIサービスを組み合わせたビジネススキーム開発を、業務提携に基づき進めている。

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