JR東、WAmazingと資本業務提携

WAmazing(東京都港区、月刊事業構想2018年11月号参照)は、JR東日本の子会社でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のJR東日本スタートアップは、資本業務提携した。2019年3月7日に発表した。2018年2月のJR東日本スタートアップの設立以来、9件目の出資となる。

WAmazingは訪日外国人観光客にリーチし、地域の観光事業者へと送客するビジネスモデルをつくり出した企業。訪日客が旅行前に居住国でWAmazingのアプリをダウンロードし、無料の会員登録をすると、来日時に国内20空港に設置された端末からSIMカードを受け取れる。このSIMカードは、日本滞在中、15日間・500MBまで無料でインターネット接続を行えるというものだ。アプリ内での宿泊予約やアクティビティなどの購入に応じて、WAmazingに手数料収入が入る。2017年度には、JR東日本スタートアッププログラムの「アクセラレーションコース」に採択されている。

JR東日本は、WAmazingのサービスに自社ビジネスとの親和性があると判断。同社がすでにJR東日本グループとともに、訪日外国人旅行者向けのフリーパスをアプリで予約・決済できるサービスの実証実験に着手している実績もあり、資本業務提携を決めた。

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