九大発有機ELベンチャーKyulux 長瀬産業が5億円を出資

 

長瀬産業は、九大発ベンチャーのKyulux(福岡市)に対する第三者割当増資で、5億円を出資したと発表した。

 

Kyuluxは、有機ELディスプレイの発光素子材料を開発・販売するベンチャー。九州大学の安達千波矢教授が開発した熱活性化遅延蛍光(TADF)の基本原理特許の実施権を持つ。TADFを用いると、希少金属を使わなくても済み、素子の効率を劇的改善できることから、有機ELの低価格化や消費電力の抑制につながる可能性がある。Kyuluxは技術系の大学発ベンチャーとして注目されており、ユーグレナの設立した技術特化ファンド「リアルテックファンド」からも投資を得ている(月刊事業構想2018年3月号参照)。

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