伊予銀、JR西、JR四国 みかん・ぶどうの貨客混載実証開始

伊予銀行、西日本旅客鉄道(JR西日本)、四国旅客鉄道(JR四国)は、愛媛県産の早生みかんを岡山駅へ、岡山県産ぶどう「紫苑」を松山駅へ特急列車で運ぶ、貨客混載の相互輸送・販売の実証実験を2022年11月17日に実施する。

ジェイアールサービスネット岡山と、四国キヨスクと連携して実施する事業だ。時刻表どおりに運行しスピードが速い鉄道の特性を生かして、鮮度が重要な果物の輸送と販売を試行する。モーダルシフトによる脱炭素化の推進、県境を越えて生産者と消費者をつなぐ地域活性化への貢献も目指す。

みかんは宇和島市の道の駅「きさいや広場」から岡山駅ナカ店舗の「せとうちCUBE(SN岡山)」へ輸送し販売する。ぶどうは岡山直売所ネットワークから松山駅構内店舗「キヨスク松山銘品館(四国キヨスク)」まで届けて店頭に並べる。特急電車による輸送時間は2~3時間ほどで、新鮮な果物を消費者に提供することが可能になる。

宇和島ミカン