コクヨとユーフォリア 工場などのワーカー向けウェルネスプログラムを提供開始

コクヨは2022年10月25日、IT技術をスポーツ分野に活用するベンチャー企業・ユーフォリアと共同開発した「ウェルネスプログラム~ONE TAP SPORTS for Biz~」の提供を開始した。

今回リリースしたのは、工場や物流拠点などで働く身体的負荷の大きいワーカー向けのウェルネスプログラムで、ウェルネスサーベイによりフィジカル不調者を抽出し、不調者それぞれに合ったエクササイズを提供する。また、ユーフォリアが開発したアプリ「ワンタップスポーツ」をワーカー向けにアレンジし、スポーツトレーナーが日々の体調や活動内容をモニタリングして、プログラムの継続をサポートする。オンラインだけでなく、現地に赴き直接個別に指導も行うハイブリッドなプログラムが特徴。

同プログラムの開発にあたり、300名規模の工場で、30名のフィジカル不調者に対し、2カ月間の実証実験が行われた。実施後のアンケートでは、85.2%の参加者に「首・肩こりの改善実感」、83.3%の参加者に「腰痛の改善実感」が見られ、主観的健康状態は57%が向上(13%は維持)、主観的仕事のパフォーマンスは37%が向上(43%は維持)という結果が出た。プログラム終了後もエクササイズを続けている参加者もおり、ワーカーの行動変容に繋がっているという。

同プログラムは、フィジカル不調を抱えるワーカー向けだけでなく、全従業員向けプログラムも用意されている。

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