西尾市、安藤、事業構想大 連携協定の下で人材育成プロジェクト研究を開始

愛知県西尾市と安藤(名古屋市)、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学は、2023年7月31日、西尾市の発展に寄与する「地方創生の推進に関する包括連携協定」を締結した。協定に基づき、地域課題の解決と新事業創出のための人材育成プログラム、「西尾未来共創プロジェクト研究」を立ち上げる。

プロジェクト研究は、地域課題解決と新価値創出を目標としたオープンイノベーションの場となることが期待されている。市内外から多彩な個性と情熱を持つ研究員を集め、その知識と経験を活かしていく。事業構想大学院大学の修士課程のカリキュラムの要素を活かした講義と、最先端分野の有識者からの知見によって、研究員が事業を構想することを支援する。

西尾市は名古屋市の南西部、西三河地方にあり、自動車産業を中心に多くの工場が立地する。機械工具を扱う商社である安藤は西尾市内に営業拠点を持っている。同社社長の安藤仁志氏は事業構想大学院大学名古屋校の修了生であり、今回のプロジェクトの趣旨に賛同、企業版ふるさと納税によって2000万円を寄附し、これを財源として「西尾未来共創プロジェクト研究」が実現した。

西尾市長の中村健氏は連携協定調印の会見で、同市の様々な地域課題を解決する事業アイデアが生まれることへの希望を語り、「参加される皆さんが、将来的に西尾市の次世代を担うゼロイチ人材へと飛躍されることを大いに期待しています」と話した。参加者は一般から募集し、西尾市域で新事業の創出を目指す企業の社員や、西尾市をより良くしたいという思いを持つ個人事業主ほか様々な背景を持つ研究員を集める計画だ。研究員の申込の締切は9月10日で、8月から9月にかけて参加に関心がある人向けの説明会を予定している。

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2308西尾市・安藤・事業構想大 連携協定締結