寺田倉庫 天王洲に国内初の保税ギャラリースペースを開設

寺田倉庫は、2022年1月6日、保税蔵置場の区域を活用した、国内初となる保税ギャラリースペースのオープンを予定していると発表した。2022年春以降の開設に向け準備を進めているという。

海外所蔵の美術品を保税状態で展示・閲覧・保管できる、常設型のギャラリースペースは国内で初めて。天王洲にある日本最大級のギャラリーコンプレックス「TERRADA ART COMPLEX II」内にオープンする。美術品に適した温度・湿度管理、 3.8mの天井高、セキュリティ体制、大型作品の搬入が可能なエレベーターなど、美術品の取り扱いに特化した環境を用意する。交通アクセスのよい天王洲にオープンすることで、国内外のアートコレクターを呼び込む考えだ(月刊事業構想2020年3月号参照)。

日本では、2020年12月と2021年2月に関税法基本通達改正があり、保税地域においてアートオークション、ギャラリー展示、アートフェアなどの実施が可能となった。寺田倉庫では、アート市場のさらなる活性化の実現を目指していく。

絵画展示