小田急電鉄、東電EPほか 分譲戸建の太陽光発電の環境価値を小田急線の運行に利用

小田急不動産、小田急電鉄、東京電力エナジーパートナー(東京電力 EP)、TEPCOホームテック(THT)は業務提携契約を締結したことを2024年4月23日に発表した。業務提携に基づき、プロジェクト「CLR(Connect Leafia to Romancecar)」を開始する。

CLRでは、小田急不動産による分譲戸建住宅「リーフィア」のうち、太陽光発電システム設置物件の居住者の自家発電に由来する「環境価値」をカーボンオフセットに役立てる。J−クレジット制度を用い、東京電力EPを介して、ロマンスカーをはじめとする小田急線運行に活用する。

物件居住者は初期費用0円、月々定額の利用料のみで太陽光発電システムを利用できる。小田急ポイントを特典として付与することも予定している。第1弾は、2024年8月に販売開始を計画している総戸数15戸の分譲戸建住宅「リーフィア新百合ヶ丘」。各戸に約4kWの太陽光発電システムを設置、2027年度から毎年、年間2万5500kWh分の「環境価値」を小田急電鉄へ供給していく。他の新築分譲戸建て計画や、既存の戸建てにおいてもCLRを順次拡大する。

なお太陽光発電システムの導入は、THTの「エネカリ」で実施する。最新の省エネ設備を、初期費用0円・月額定額の利用料のみで導入できるサービスで、契約期間中は故障時の修理費用なども無料、自然災害補償も付いており、契約期間満了後には設備が無償譲渡されるものだ。

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