東京都 世界展開を目指すフィンテック企業へ新たな支援策を発表

東京都は2024年6月25日、グローバルスタンダードを備えた金融サービスを展開できるフィンテック企業の育成に向け、海外展開を図るフィンテック企業を支援する新たな取組を開始すると発表した。東京都では、金融・資産運用特区制度を効果的に活用し、「サステナブルな社会を実現するアジアのイノベーション・金融ハブ」となることを目指している。今回の事業は、その大きな要素である金融機能の高度化に向けての取り組みの一環となる。

同事業では、フィンテック企業の海外展開やプロモーションを効果的に行うため、「共同型」と「個別型」の両面から支援を行う。「共同型」は都内に登記がある設立10年未満のフィンテック企業が対象。東京都が参加する海外展示会へ共同出展し、都は出展経費や現地企業等との面談機会の提供を行う。共同出展の対象となる展示会は、「Fintech Surge 2024」(アラブ首長国連邦・ドバイ)、「Fintech Taipei 2024」(台湾・台北)、「Singapore FinTech Festival 2024」(シンガポール)を予定している。

また、「個別型」は海外展開支援補助金で、海外での事業拡大を志向するフィンテック企業等を対象に、海外展開の可能性を検討する目的で実施するフィージビリティ調査の経費の2分の1(1件あたり上限300万円)の補助や、海外展示会への出展に要する経費の2分の1(1件あたり上限100万円)の補助を行う。

海外展示会への共同出展の募集期間は2024年6月25日~2024年7月31日、海外展開支援補助金の募集期間は2024年6月25日~2025年1月31日まで。

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