社会情報大 社会課題解決へ市民の行動を導く方法を磐田市に提言

社会情報大学院大学の学生8人は、2022年2月5日、静岡県磐田市にオンラインで政策提言した。社会情報大学院大学の特任教授の牧瀬稔氏が担当する講義「公共コミュニケーション」を履修している院生によるものだ。

市が提示した政策提言のテーマは、政策形成過程に市民が主体的に参画できるようにする手法、手段について。政策・行政課題を自分事としてとらえ、これを解決するために行動する「活動人口」を増やすことを目標としている。

学生からは、磐田市の地元サッカーチーム・ジュビロ磐田に関連したイベントを市の活動と併せて実施することで市民の関心を引くというものや、シビックプライド醸成に向けた市民向けプロモーションの強化などが提案された。

磐田市長の草地博昭氏は、「磐田市の魅力を外部の目で指摘していただき参考になった。提案も参考に、磐田市の行政・民間の資源を活用していきたい」と講評した。

牧瀬氏の講義では、実際に自治体に対し政策提言を行うことを最終目標としている。これまでにも今までに埼玉県春日部市、埼玉県三芳町、岩手県北上市、茨城県ひたちなか市、愛媛県西条市(月刊事業構想2021年8月号参照)などで政策提言を実施してきた。

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