テラドローン アラムコのVCよりアジア初の18.5億円を資金調達

テラドローン(東京都渋谷区)は2023年1月25日、世界時価総額2位のアラムコのVC Wa‘edより、アジアのスタートアップとして初となる18.5億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、累計調達額は126.6億円となった。また、同社は中東に特化した事業戦略に伴い、世界最大級の産油国であるサウジアラビアでドローン事業を展開する子会社Terra Drone Arabiaの設立も併せて発表した。

テラドローンは、今回調達した資金によってサウジアラビアで子会社を設立し、安全で効率的な空の移動を支え、新しいグローバルインフラを目指す「空の運航管理プラットフォーム」の開発、各事業成長に向けた投資を行う。また、「空から、世界を進化させる」のミッションのもと、中東地域におけるエアモビリティ産業の発展、グローバル市場におけるさらなる展開に向け、空の次世代インフラの整備を目指していく。 

世界のエアモビリティ市場は、2040年には160兆円規模の市場になると成長が予測されている。石油ガス、化学、建設業界等における現場作業のデジタル化や、遠隔地や被災地における物流の効率化等、多岐に渡る産業領域への活用に加え、次期フェーズとして、空を飛び交うエアモビリティの安全性や効率性の向上が不可欠になるとされている。

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