浜松市、KDDI、PREVENT 生活習慣病重症化予防でPFSの実効性を検証へ

静岡県浜松市、KDDI総合研究所、PREVENTは、浜松市が抱える健康寿命の延伸と医療費適正化などの課題を解決するため、浜松市の国民健康保険加入者を対象とした生活習慣病重症化予防事業の官民連携社会実証を2021年8月から2022年3月まで実施する。2021年8月27日に発表した。

浜松市は、「浜松市国民健康保険データヘルス計画」に基づき、国民健康保険加入者への健康増進と医療費適正化を目的とした生活習慣病重症化予防事業を推進してきた。また、KDDI総合研究所とPREVENTは、KDDIとともに2020年4月から2020年9月までの間に、PREVENTの生活習慣改善支援プログラム「Mystar」とスマートフォンのデータを活用した生活習慣病の重症化予防の検証を実施している。

今回の実証では、浜松市の国民健康保険加入者を対象に「Mystar」のプログラムを実施し、循環器疾患の重症化予防について成果連動型民間委託方式(Pay For Success、PFS)の実効性を検証する。これにより、PFS活用事業を行うための最適な成果に連動した報酬モデルの構築やオペレーションノウハウの獲得、成果指標と医療費適正化効果を連動した事業持続性などを検証する。

三者は実証を通じて、官民が連携して社会課題の解決を図る成果連動型民間委託方式(Pay For Success、PFS)の新たな成果報酬モデルの構築を目指していく考えだ。