「1stRound」とビズリーチが提携 13大学横断のスタートアップ人材採用支援を開始

東京大学協創プラットフォーム開発(東京都文京区)は2023年10月17日、同社が事務局を務める13大学横断型の国内最大級の大学横断型起業支援プログラム「1stRound」と、ビズリーチ(東京都渋谷区)が運営する転職サイト「ビズリーチ」が提携し、「1stRound」に採択された大学発スタートアップに対し、経営人材を副業・兼業でマッチングする新たな取り組みを開始すると発表した。

今回の取り組みは、「1stRound」を共催する国内の国立・私立13大学からの応募を受けて採択された大学発スタートアップでの人材採用を横断的に支援するもの。ビジネス面を補う経営チームを短期間で組成でき、革新性の高い技術と事業推進力のある経営チームが掛け合わさることで、研究成果に基づいた先端技術など、ディープテックの社会実装(事業化)の早期化につながる。10月17日より第1弾として、「AI×音声」でグローバル展開を目指すスタートアップと、微生物を利用したサステナブルな農業を目指すスタートアップの経営メンバーの公募をそれぞれ開始した。 

「1stRound」ディレクターの長坂英樹氏は、「ビズリーチ様と共に、卓越した技術を基に最速で事業価値を創出するビジネスパーソンを最適な形で個別につなぐことで、素晴らしい技術の社会実装ならびにアカデミア系スタートアップの成長を支えてまいります」とコメントしている。 

2017年に東大IPCと東京大学が開始した1stRoundは、13の大学と共催するテック系ベンチャー向け起業支援プログラム。年に2回、各業界トップクラスの大企業と民間ベンチャーキャピタルが審査を行うことで独立性と公平性を保ちながら、その年の最高峰のシード期のアカデミア系スタートアップ合計16チームを採択している。

1stRound 1018 

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