アキュラホーム 日本初「普及型純木造ビル」で脱炭素社会へ貢献
アキュラホームグループは、2022年8月20日に開催した同社の新社屋となる「8階建て純木造ビル」の起工式において、中規模木造建築を全国に普及させることを目的とした「Re:Treeプロジェクト」の始動を発表した。同ビルは埼玉県に位置しており、埼玉県で創業した後、東京都に本社を移転していた同社が、再び埼玉県に本社を移転することになる。
アキュラホームグループは、脱炭素社会の実現に向け注目されている中規模木造建築の普及のため、「普及型純木造ビル」のプロトタイプを完成させた。「Re:Treeプロジェクト」は、このプロトタイプを皮切りにして、行政や学識者、地域ゼネコン、建築家、地域工務店などと連携して「普及型純木造ビル」を全国に広め、日本に木造の街並みを復興することを目的としている。10月には日本初の木造5階建てのモデルハウスを完工させ、以降、各エリアに木造5階建てモデルハウスの建築を予定している。
起工式に出席した埼玉県の大野元裕知事は、「新社屋は日本初となる在来軸組工法による8階建て木造建築であり、この画期的な構法によりフラッグシップとして埼玉県に建設されること、また埼玉県産材をお使いいただけることを大変嬉しく思っております。昨年12月に宮沢社長とお会いした時に、『木造住宅会社から木造建築会社へと発展を遂げていくのだ』と強く決意表明をされておりました。埼玉県としても中規模木造建築、あるいは木造住宅によって、街の木質化を図るという展望はSDGsを推進する上でも欠かせない取り組みであると考えており、さいたま市と協調しながらサポートさせていただきます」とコメントしている。
新社屋となる8階建て純木造ビル(埼玉県さいたま市西区)のイメージ
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