石垣島のフードデリバリー、「島コンシェルジュデリバリー」が法人化

S&K Holdings(沖縄県石垣市)は2022年10月10日、石垣島で唯一のフードデリバリーサービスを運営する島コンシェルジュデリバリー(沖縄県石垣市)を設立したと発表した。同サービスは2021年12月に開始したが、島外からの移住やワーケーションのために訪れた人々の利用が増え、ユーザー数が拡大したため、今回の法人化に至った。 

石垣島は人口5万人の離島で、島民のほとんどは南部の市街地に住んでいるが、それ以外にも観光名所でもある川平地域や、最寄りのコンビニまで45分かかる最北端の平久保地域に住んでいる人も少なくない。島コンシェルジュサービスはそのような遠方地域も含めて石垣島全域へデリバリーを行うことが特徴で、住所がなくても、ビーチなどでランチがしたい、ビールが飲みたい、氷が欲しい、といった需要にも対応できる。また、飲食店でなくとも、商品と店舗を特定できるものであれば何でもデリバリーが可能だ。 

使い方は簡単で、LINEの専用アカウントにチャットで欲しいものや届け先などを入れるだけ。石垣島の飲食店に詳しいスタッフとやりとりをしながら、今まで知らなかったお店をおすすめしてもらうこともできる。 

現在、スマホ版アプリを開発中で、2022年末頃にはリリースを予定。また、同社は今後、同様のサービスを他の離島に展開することも構想している。

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