生ごみたい肥化の実証実験「ごみカフェKYOTO」を開始

夢びと(京都市)とローカルフードサイクリング(福岡市)、および循環パートナーとして参画する京都市内の8社は、2021年10月9日より、生ごみ減量により生ごみ焼却時に排出されるCO2削減に取り組む実証実験を始める。家庭の生ごみを堆肥化するLFCコンポストを活用する。

LFCコンポストは電気不使用のバッグ型で、1日あたり300~400gの家庭の生ごみの投入が可能。2~3カ月で堆肥ができる。しかし都市部では、全ての人ができた堆肥を活用できる状況にはない。そこで、今回のプロジェクトが開始された。

実証実験では、循環パートナーである大丸京都店において、LFCコンポストで作った堆肥を回収し、回収した堆肥量から削減したCO2量を算出する。この削減量に応じて、大丸京都店が「ごみカフェKYOTO」への寄付を公益財団法人京都地域創造基金を通じて行う。

今後は、循環パートナーの企業をさらに増やすとともに、家庭でコンポストづくりを実践する市民を開拓する。堆肥の回収場所や堆肥を活用して野菜を育てる菜園など、資源循環のためのコミュニティ拠点づくりも行う。

ごみカフェKYOTO