スマートバス停と自動運転バスの連携 実証をみやま市で実施へ

福岡県みやま市で導入されたコミュニティバス「みやま市自動運転サービス」とスマートバス停の連携に関する実証実験が2021年9月に開始される。スマートバス停はYE DIGITAL(福岡県北九州市)と西鉄エム・テック(福岡市)が提供するものだ。2021年8月30日に発表した。

スマートバス停は、バスの運行時刻表や運行系統図に加えて、告知文や広告などを遠隔で更新し表示できる機能を持つ。今回の実証では、みやま市の自動運転サービスの停留所「ルフラン」において、これまで紙で運用していた運行時刻表を、スマートバス停で電子化・遠隔配信する。同時に、運休情報他の告知もスマートバス停に表示できるようにする。実証実験の期間は約半年間を予定している。

スマートバス停と、自動運転を利用したコミュニティバスの連携は全国初の取り組みとなる。デジタルトランスフォーメーションにより、バス事業に対する大幅な業務改善効果を期待している。

「みやま市自動運転サービス」では、2021年7月19日に自動運転を利用したコミュニティバス運行を開始した。このサービスは、2017年・2018年度に、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)を活用し、国、県、市が連携して開発したものだ。

みやま自動運転バス