サグリ、農林中金 農業分野の排出削減へ連携協定締結

農林中央金庫(農林中金)とサグリ(月刊事業構想2022年11月号参照)は、2023年11月15日、農業分野の温室効果ガス(GHG)削減などを目的とする連携協定を締結したと発表した。農林中金の取引先の農業法人に、サグリの衛星データとAIを活用した土壌診断を適用、農地への施肥を最適化することで、農地由来のGHGの排出削減を目指す。

サグリは、衛星データを活用した圃場の解析や管理アプリの開発を通じて、農業経営の効率化を支援する企業。農地由来のGHG削減サポートを目指して、国内外でのカーボンクレジット創出の研究・実証事業にも取り組んでいる。今回の連携では、将来的なGHG排出の効率的な可視化、削減されたGHGに基づくカーボンクレジットの創出なども視野に入れている。農業由来のGHGは世界のGHGの12%を占めると予測されていることから、その削減の取組みを促進することで、カーボンニュートラル社会の実現を加速していく。

水田イメージ
■事業構想大学院大学出版部 編集/ライター経験者を募集■
事業構想大学院大学出版部では、編集/ライター経験者を募集しています。応募に関する詳細はこちら