パレスホテル 外販事業拡大へ新ブーランジュリーブランド設立

パレスホテル東京を運営するパレスホテル(東京都千代田区、月刊事業構想2023年1月号参照)は2023年9月26日、ホテルブランドとは別に新たなブーランジュリーブランド「Et Nunc(エトヌンク)」を立ち上げると発表した。東急不動産が手掛ける代官山の複合施設「Forestgate Daikanyama」に、2024年4月末に店舗をオープンする。

店名の「Et Nunc」は英語で“and now”、日本語で“そして今”という意味で、「本質にこだわったパンとともに、今、この時を楽しもう」というメッセージが込められている。同店では、毎日の食卓に並ぶような「小麦粉の香りが美味しいパン」にこだわり、厳選した小麦粉を使い、その日の気温や湿度に合わせて小麦粉の配合や生地の仕込みをし、焼きあげまで全てを店内で行う。店内にはイートインできるスペースも用意する。 

同社は2012年のパレスホテル東京のオープン以来、ペストリーショップ「スイーツ&デリ」でホテルメイドのスイーツやパンを販売してきた。2020年には外販事業拡大を目的に課を新設し、オンラインショップのリニューアル、ホテル外での催事出店や常設店舗出店等で、パレスホテル東京のブランドを冠した商品の販売を強化。さらに販売増を図るべく、今回新たなブーランジュリーブランドの設立に至った。パレスホテルは今後も、ホテル内外で新たな顧客との出会いを創出し、外販事業を強化していくとしている。

ニュース1Et Nunc 

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