八十二銀、長野銀 経営統合へ基本合意

八十二銀行と長野銀行は、2022年9月28日、経営統合の実現を目指すことで合意し、基本合意書を締結したと発表した。2023年6月1日を目標に準備を進め、経営統合の形態は、八十二銀行を親会社、長野銀行を完全子会社とする株式交換によるものを目指す。長野銀行は現在、東京証券取引所に上場しているが、株式交換に先立ち上場を廃止する。

経営統合により両行が期待するのは、人材の活用と企業風土改革、金融仲介機能・サービス強化、事業領域の拡大、経営基盤の強化などだ。

長期化する超低金利を背景に、預貸金利鞘は縮小しており、銀行経営はより困難になっている。一方で、地域の金融機関として、両行にはより高度な機能・サービスの提供や新規事業領域の拡大、様々な社会構造の変革への対応が期待されている。そこで、経営統合を通じて、健全な経営基盤の構築と、銀行としての機能の強化、顧客ニーズや社会構造の変革に合わせた持続可能なビジネスモデルを構築することを目指す。

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