ストーリーライン カフェイン量が選べるコーヒーの新店舗をオープン

デカフェコーヒーの研究開発に取り組むストーリーライン(東京都世田谷区)は2022年10月17日、時間帯やその日の体調・予定などに合わせて、全てのドリンクのカフェイン量を選択可能な新しいコンセプトのコーヒースタンド「CHOOZE COFFEE(チューズコーヒー)」を、東京都日本橋にオープンする。同店では、産地や製法にこだわり厳選したシングルオリジンのスペシャルティコーヒーはもちろん、ラテやフラッペ等に至る全てのドリンクメニューにおいて、レギュラー(カフェインそのまま)・ハーフ&ハーフ(カフェイン少なめ)・デカフェ(カフェインレス)の3種からカフェイン量を選択することができる。

今回、同社はカフェインレスコーヒーの潜在ニーズを発見・発掘し、新しいカフェインレスコーヒーの販売方法による市場拡大を目指し、コンセプト実証店舗をオープンした。注文方法にカフェインの選択肢を設けることで、コーヒーの購買動機におけるカフェインの影響度を可視化し、カフェイン別の購買データを取得する。 

これまで一般的なカフェで提供されるデカフェはせいぜい1~2種類で、顧客側に選択肢はほとんどなかったが、同店では全てのドリンクでカフェイン量を選ぶことが可能。また、全てのコーヒーはダイレクトトレードまたは生産者までトレーサブルな、スペシャルティグレードの豆のみを使用し、メニューにはラテやフラッペ、アフォガートなども用意している。 

ストーリーラインは、超臨界CO2流体技術による独自のカフェイン除去プロセス「CRAFT DECAF PROCESS」について、東北大学と共同研究開発を行う研究開発型スタートアップ。2023年末までに、当該デカフェ技術で世界最高品質のカフェインレスコーヒー豆を実現し、2024年コーヒー生産国(アフリカ・ルワンダ)での量産開始、将来はカフェインレスコーヒー豆のグローバルシェア獲得を目指している。

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