資源循環プラットフォームのレコテック 三井住友信託銀から資金調達

レコテック(東京都千代田区)は、三井住友信託銀行を引受先とする第三者割当増資を実施したと2022年11月25日に発表した。調達した資金は、資源循環プラットフォーム「POOL」の事業拡大に充てる。

「POOL」は、リサイクル素材を利用した製品を生産する際に欠かせないトレーサビリティなどの情報を提供する資源循環プラットフォーム。リサイクル材を活用する上で必要となるごみの出所やリサイクルのプロセスといったトレーサビリティ情報と、スコープ3カテゴリ1、5、12の二酸化炭素排出量情報を提供する。このプラットフォームでは、ごみの発生から運搬・リサイクルのそれぞれの過程で、スマホやタブレットで簡単に情報連携できるようにしている。リリースしたのは2021年11月、都内の商業施設から廃棄されるプラスチックを主なターゲット資源に進めてきた「POOL PROJECT TOKYO」は東京都革新的技術・リサイクルモデル推進プロジェクトにも採択された。

三井住友信託銀行との連携で、POOLの機能改善や、ポストコンシューマーリサイクル(PCR)材の普及に向けた事業の全国への拡大と、プラスチック以外の金属などの資源リサイクルへの展開に取り組む計画だ。

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