キャンプ向け森林レンタル フランチャイズ展開を開始

山共(岐阜県加茂郡東白川村)は、キャンパー向け森林レンタルサービス「forenta」を全国にフランチャイズ展開する。2021年11月4日に発表した。フランチャイズ第1弾は、静岡県の2つのキャンプエリアとなる。山協では他地域でも本格的なフランチャイズ展開を目指している。


「forenta」は、利用頻度の低い森林を自然な状態のまま、キャンプ用に年間契約で貸し出すサービスで、2021年1月に利用が始まり、57区画が契約されている。利用規約の範囲で区画内の樹木の採取や焚火ができ、通常のキャンプ場よりも自由度は高い。

このサービスは森林所有者の関心も高く、自身の所有地を活用したいとの要望が寄せられたため、ビジネスモデルを整理してフランチャイズ展開することになった。フランチャイズ1号はソマウッド(静岡市)で木材生産の予定がない森林、同2号は宇佐美麦酒製造(静岡県伊東市)でコロナ禍で客足が遠のいたミカン農園を活用する。これに伴い、静岡県内のキャンプエリアは「foretna-SHIZUOKA」、既に運営している岐阜県内のキャンプエリアは「forenta-GIFU」となる。

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