東京・西新宿で自動配送サービスを提供 川崎重工、KDDIなど

川崎重工業、ティアフォー、KDDI、損害保険ジャパン、menu、武田薬品工業の6社は2022年9月14日、東京都の「西新宿の課題解決に資する5G等先端技術サービスの都市実装に向けたプロジェクト」の採択を受け、西新宿エリアで5Gを活用した配送ロボットによる食事や医薬品などの自動配送サービスを開始すると発表した。 

対象は西新宿エリアの居住者や企業勤務者で、2022年冬頃に1カ月間サービスを提供する。6社は2021 年度に5G を活用した配送ロボットの日本初の公道配送実証を実施しており、この成果をもとに、今回の自動配送サービスを開始。事業面・運用面・技術面の課題を抽出し、西新宿エリアにおける継続的なサービス提供や、都内他エリアへのサービス拡大の早期実現を目指す。 

川崎重工が全体統括と配送ロボットの開発を担当、ティアフォーは自動運転システムを提供し、KDDIは5G通信環境を提供する。損保ジャパンは自動配送ロボット運行にかかるリスクアセスメントや専用保険の提供を担当。menuと武田薬品は食品・医薬品などのユースケース提供や参加者募集などを担当する。

ニュース3_新宿5G

川崎重工の配送ロボット(2021年度実証より)