ACRO 佐賀県・唐津市・玄海町とハーブ原料開発プロジェクトを開始

ポーラ・オルビスグループのACRO(東京都品川区)は2022年10月17日、一般社団法人ジャパン・コスメティックセンターと佐賀県、唐津市、玄海町の協力のもと、地域産業と耕作放棄地活用を目的としたハーブ原料の開発プログラムを開始したと発表した。この取り組みは、ACROのライフスタイルコスメブランド「THREE」において新たな付加価値として、今後の商品に活用される予定。

「THREE」では日本を中心に世界中の天然由来にこだわった原料を厳選し、「心・からだ・肌」のバランスを整え、自分本来の美しさを総合的に引き出すことを目指した製品開発を行っている。今回のプロジェクトでは、佐賀県の上場台地における風土を好んで育つハーブの効果効能に着目し、THREE ホリスティック リサーチセンター、玄海町薬用植物栽培研究所、唐津市、玄海町がパートナーシップを組み、日本発の高品質国産原料を目指してハーブ原料の開発に取り組んでいく。そして、同プロジェクトを通じて、THREEのホリスティックケアの概念をさらに掘り下げることを目指している。

また、同プロジェクトは、佐賀県の「コスメティック構想」の一環でもある。佐賀県は、唐津市や玄海町を中心とする北部九州に美と健康に関するコスメティック産業を集積させ、コスメに関連する自然由来原料の供給地となることを目指している。産学官連携による人材育成・研究開発や、スタートアップの創業・成長支援といった環境整備、原料として有用な地産素材の探求、国際取引の推進など、コスメティック産業における取り組みを通して世界と佐賀をつなぎ、人々が心から美しくいられる持続可能な地域づくりを推進していく。

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