スタートアップデータ標準化協会が設立 財務データ等の標準化を推進

三菱UFJ銀行などは2022年10月7日、一般社団法人スタートアップデータ標準化協会を設立したと発表した。スタートアップの証券・財務・登記データの標準化・デジタル化を促進し、スタートアップの設立、資金調達、ストックオプション発行、M&A、IPOなどの実施コストを削減し、スタートアップの経営を円滑化させることを目指す。 

スタートアップデータ標準化協会はSMBC日興証券や野村證券、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、ユーザベースなど、金融・証券等に関わる企業13社を法人会員に設立。代表理事にはスタートアップの資金調達と投資家の管理業務を効率化するDXサービスを手掛けるスマートラウンドの砂川大社長が就任する。

日本では会社設立、資金調達、株式売却、新規上場等にかかるスタートアップの実務コストが米国に比べて高いとされる。協会ではスタートアップが管理すべき各種データをデジタルデータとして統一規格化し、関係者が無条件で活用できるようにすることを目指す。