ネコリコ、市原市ほか産学官7者 フレイル予防の新事業創出で連携
ネコリコは、市原市、東京大学大学院情報学環・学際情報学府、第一生命保険、グローバルキッチン、RIZAP、JDSCと、フレイル予防・改善に向けた新たな事業の構築に向けて連携協定を締結した。2022年3月17日に発表した。
フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のこと。その予防・改善を目指す事業構築に向けた取り組みの第一歩として、2022年4月より共同実証実験を開始する。
実験では、電力データを用いたAIでのフレイル検知、健康状態を改善する運動指導およびそれぞれの人合わせた食事の提供を実施する。ネコリコはこれまで、東京大学とJDSCと共同で電力データとAIによるフレイルリスクの検知に取り組んできた。その技術を用いて、高齢者のフレイル状態や介入サービスの提供によるフレイル状態の変化を可視化することで、継続的なフレイル予防を実現するプラットフォームの構築に寄与していく考えだ。
ネコリコは、中部電力とインターネットイニシアティブの合弁会社。高齢者の見守り用ロボットやデバイスを提供している。実証事業を通して、電力データの収集からフレイルリスクを可視化提供するプラットフォームの開発を進める。