エルテス メタシティ構想実現に向け、ドローン運航管理システム事業へ参入
エルテス(東京都千代田区)は2024年1月16日、アンチドローンのトータルソリューションを提供する台湾企業Tron Future Techと連携し、UTM(ドローン運航管理システム)事業の参入を目指すと発表した。Tron Future Tech社は、台湾国家宇宙センターにも導入される高い技術力を有している企業だ。
エルテスは現在、同社が提唱する「メタシティ構想」の実現に向けて、岩手県紫波町でスマートシティの構築を計画している。メタシティ構想の実現によって、人口減少に起因する警備人材の不足や、買物弱者等の社会問題の解決を目指しており、それらの問題の解決にドローンを活用する。一方で、ドローンの安全な活用には、UTMの実装が必要不可欠なため、今回、Tron Future Techとの連携に至った。
同社は2022年5月に、メタバースとスマートシティを掛け合わせたメタシティ構想を発表。メタバース上に構築したデジタルツインによって、デジタルとリアルを融合した次世代のAIセキュリティを実現することを目指している。さらに地域の安全を確保した上で、住民が豊かに暮らすための「コミュニケーション」「エネルギー」「エコロジー」といった領域へ拡充し、地域全体をネットワーク接続し、AI予測を活用するスマートシティへと昇華させることを構想している。
■事業構想大学院大学出版部 編集/ライター経験者を募集■
事業構想大学院大学出版部では、編集/ライター経験者を募集しています。応募に関する詳細はこちら