空家除却促進へ 横浜市とクラッソーネが連携協定

建設テックスタートアップのクラッソーネ(愛知県名古屋市)は2022年9月30日、横浜市と空家等の除却促進に係る連携協定を締結したと発表した。同社が提供する「すまいの終活ナビ」を活用し、空家所有者に土地売却や空家解体を簡単に検討できる環境を提供、管理不全な空き家の除却を促進する。

「すまいの終活ナビ」は、スマートフォン等から土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地の売却価格」の概算額を無料で把握できるWebサービス。具体的な見積もりを希望する場合には、クラッソーネから解体工事会社を紹介する。本サービスを横浜市ホームページ等を通じて空家所有者等へ案内するほか、空家処分の進め方に関する説明冊子の配布も行う。

クラッソーネは全国約1600社の解体工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービスを運営。横浜市は、「横浜市空家等対策計画」(2019年2月、第2期策定)に基づき、所有者と行政だけでなく民間事業者などの多様な主体が連携することにより、総合的な空家等対策に取り組んでいる。

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「横浜市版 すまいの終活ナビ」の仕組み