経産省 仕事と介護の両立支援のための経営者向けガイドラインを発表

経済産業省は、より幅広い企業がビジネスケアラーの両立支援に取り組むことを促すため、企業経営層向けのガイドラインを2024年3月26日に公表した。企業経営における仕事と介護の両立支援が必要となる背景・意義や両立支援の進め方などをまとめたものだ。

従業員が抱える介護の問題は、仕事のパフォーマンスの低下や介護離職などに繋がる可能性があり、企業活動の継続のリスクになる。企業が仕事と介護を両立できる環境を整備することは、従業員のキャリア継続だけではなく、経営面からは人的資本経営の実現や、人材不足に対するリスクマネジメントとして有効だ。

そこで経産省では、2023年11月から「企業経営と介護両立支援に関する検討会」を開催。今回発表した「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」を策定した。これは企業の経営層を対象にしたもので、各社が取り組むべき事項を段階的に具体的に示している。

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