三菱UFJリサーチとJTB　宇宙産業参入支援サービスをトライアル

三菱UFJリサーチ&コンサルティングとJTBは2023年8月24日、宇宙産業に興味を持つ自治体および民間企業を対象に、宇宙産業への参入支援に関する一気通貫型サービスのトライアルを開始すると発表した。

両社が持つ強みである全国の自治体やJAXA、宇宙関連企業とのネットワークなどを活かし、宇宙産業拠点への視察や企業マッチング、ファイナンス、コンサルティングなどを一気通貫で提供する。サービスを通じ、宇宙ビジネスの地域産業化による「宇宙の街づくり」に寄与することで、地域における新産業創出や関係人口の増大を目指す。

宇宙産業の視察・体感はJTBが担当し、国内外スペースポートや宇宙産業拠点の視察支援などを行う。MURCは地域の宇宙産業拡大に向けたポテンシャル調査や、地域の強みを活かした戦略策定、調査業務などを担当する。このほか、宇宙関連事業に関する協議会やセミナー開催の支援、提携先となり得る企業・自治体・学術機関等の紹介、事業開発・販路開拓や地域間連携による人流創出を両社協力のもと行う。

2024年度上期までのトライアル期間は、3～5カ所の先行地域でニーズ検証等を実施し、課題や効果を明確化する。その後、パートナリングなどを実施した上で本格的な活動を開始し、25年度には10以上の地域への拡大を目指す。

協業構成とトライアルイメージ