MICOHANA、慶大 紙で作った胡蝶蘭の生産・販売を開始

MICOHANA(熊本市)と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の地域みらいプロジェクトは、紙で作る「スーパーフラワー」を活用し、「アートフラワー胡蝶蘭」を商品化した。2024年6月27日
に発表した。開店祝いなどの贈り花としての普及を目指す。

スーパーフラワーは、熊本地震をきっかけに、熊本のデザイナーなどフリーランスの女性が集まって立ち上げた一般社団法人スーパーウーマンプロジェクトの成果で、2019年に企業間の共同事業としてスーパーフラワー協会が発足し(関連記事)、2022年8月からは経済産業省九州経済産業局デザイン経営ゼミを通じた事業化研究を続けていた。同事業は2023年にMICOHANAとして法人化しており、2024年はミラノコレクション、パリコレクションに参加する、また2025年の大阪・関西万博の装飾になることが決まっているなど、活躍の場を広げている。

今回商品化したアートフラワー胡蝶蘭は、(1)日本の折り紙の技術を活かし、高級紙を使った花を手作りして、品質が長期間変わらない地球環境に優しい贈り花を提供する、(2)子育て中の主婦などが生産を担い、外出困難な人の就労機会創出につながる、(3)リサイクル・リユースが可能な供給体制の構築を実現しフラワーロスと低炭素に貢献する、の3点を特長としている。店舗の新装開店や新オフィスへの移転、昇進や社長就任など祝い事の機会にプレゼントされる贈り花の新しいモデルを提案していく考えだ。

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