国土交通省のインフラDX大賞 応募は今月末まで

国土交通省は、建設現場の生産性向上に向けたベストプラクティスの共有のための「インフラDX大賞」の募集を開始した。応募期限は2023年10月31日。今回の募集は、「i-Construction推進コンソーシアム会員の取組部門」が対象になる。

インフラDX大賞は、2017年度に始まった「i-Construction大賞」が2022年度に改称したもの。デジタル技術を用いた建設現場の効率化を目指す「i-Construciton」の取組をさらに発展させ、データとデジタル技術を活用して社会資本や公共サービスを変革する「インフラ分野のDX」に資する取組を集め、横展開を目指して表彰する。

募集の対象は、インフラ分野において、データとデジタル技術を活用して、建設生産プロセスの高度化・効率化、国民サービスの向上、組織の働き方や文化・風土の改革などにつながる優れた実績をあげた取組。元受け・下請けを問わず、2022年度に完了した取組が対象になる。応募要件はi-Construction推進コンソーシアムの会員であること。

2023年度の公募では、インフラの利用・サービスの向上や建設業界以外の取組についても含めて広く募集している。「国土交通大臣賞」「優秀賞」のほか、インフラ分野におけるスタートアップの取組を支援し、活動の促進、建設業界の活性化へつなげることを目的に、「スタートアップ奨励賞」も設けた。

2022年度の同表彰では、Polyuse(東京都港区、月刊事業構想2023年1月号参照)の「コンクリート構造物の施工工事における建設用3Dプリンタ」、宮川興業(東京都渋谷区)の「AIによる道路区画線診断技術「ROADVIEWER」等が選ばれている。

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鉄筋_建設現場イメージ

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