東武トップツアーズ、メディアエクイティ、美祢市 デジタル住民票NFTを発行

東武トップツアーズはメディアエクイティ（東京都品川区）と連携し、山口県美祢市のデジタル住民票NFTを発売する。2023年7月12日に発表した。メディアエクイティはNFTマーケットプレイス「HEXA（ヘキサ）」を運営する企業だ。7月4日に東武トップツアーズと包括的業務提携を締結している。

住民のみに発行される住民票に対し、デジタル住民票NFTは実際には同市に住んでいない人に対しても発行する。希望者はそれを購入することで、美祢市の関係人口となる。デジタル住民票NFTはデジタル住民としての証明として使えるだけでなく、市長も出席するオンラインコミュニティに参加できる、地域の最新情報が得られるなどのメリットがある。美祢市の課題に対してコメントや投票をすることで、地域復興プロジェクトに参加することもできるほか、秋芳洞や市の施設に無料で入場できるなどの特典もついてくる。

販売金額は1個1000円で、販売期間中に購入の申し込みがあった中から抽選で選ばれた人が購入できる新規 NFT公開（INO）方式で発行する。2000個のNFTを販売する計画だ。美祢市では、デジタル住民票NFTの発行から地域への訪問者を増やし、移住者増につなげることを目指していく。