丸紅、エムティーアイ、カラダメディカ 女性の健康支援策を共同開発

丸紅、エムティーアイ(月刊事業構想2021年3月号参照)、カラダメディカは、働く女性の健康課題改善をサポートする総合的なフェムテックプログラムの共同開発を推進する業務提携の覚書を締結した。2021年7月9日に発表した。

このプログラムは、医療機関と連携したオンライン相談・診療サービスの提供及び啓蒙活動などを通じて提供するもの。生理痛や月経前症候群(PMS)の改善をはじめ、妊活や不妊治療に関するサポート、さらに更年期に現れる症状の改善まで、働く女性がライフステージごとに直面する健康課題の改善を一貫してサポートする。経済産業省による2021年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」に採択されている。

3社はそれぞれ、フェムテック領域で取組を実施してきた。丸紅は、フェムテック領域でのビジネス創出を目指しプロジェクトチームを立ち上げ、社内における実証・リテラシー向上のためのセミナー等を実施。エムティーアイはオンラインサービス「ルナルナ」により、生理日管理から妊活・妊娠・出産まで女性の健康全般をサポートしてきた。2020年からは、女性の女性のカラダとココロの理解浸透プロジェクト「FEMCATION(フェムケーション)」も展開している。

カラダメディカは、健康に関する不安や悩みを、医師や看護師、薬剤師等が回答するQ&Aサービスや、医療機関・薬局向けにオンライン診療システムを提供し、特に、産婦人科向けオンライン診療システム「ルナルナ オンライン診療」では、法人向けに月経随伴症状などの課題改善を支援するサービスを展開してきた。

今後、3社はこれまでの取り組みをさらに発展させ、プログラムを共同で開発・提供し、働く女性のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)とエンゲージメントの向上を支援していく考えだ。丸紅の法人ネットワーク、エムティーアイとカラダメディカのヘルスケアサービス開発・運営のノウハウを活かすとともに、他法人・自治体との実証・協業も進めていく。

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