地震科学探査機構 自治体・法人向け地殻変動情報サービスを開始

地震科学探査機構(JESEA)は2023年1月11日 、自治体・法人を対象にした測位衛星データによる地殻変動情報サービス「Je-geo(ジェジオ)」の提供を1月17日より開始すると発表した。同サービスの利用により、災害リスクマネジメントに利用できるだけでなく、ハザードマップを重ねることでインフラの維持・管理などにも役立てることができる。 

「Je-geo」は、国土地理院が設置・管理する電子基準点データ(GPSなど測位衛星のデータ)から独自に開発した解析方法で導き出した地殻変動情報を地域別に配信するサービス。地殻変動情報はJESEAが地震予測を行う際に利用しているものをわかりやすくカスタマイズしたもので、今回のサービスでは地震の前兆となる地殻変動について、データで受け取ることができる。地殻変動情報は地図上にビジュアライズして届けられるため、足元の地面が今どのように動いているのかを直感的に把握できる。また、グラフも見られるので、時系列の変化も確認できる。

「Je-geo」に加入すると、付帯サービスとして地震予測情報の「MEGA地震予測」も見ることが可能。「Je-geo」の利用料金は月額15万円~(利用に合わせてカスタマイズできるので変動あり)。

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