scheme verge プレシリーズAラウンドで2.2億円の資金調達を実施

アーバンエンジニアリング企業のscheme verge(月刊事業構想2020年5月号参照)は、プレシリーズAラウンドで、環境エネルギー投資、山口キャピタル、サムライインキュベートを引受先とした第三者割当増資による約2.2億円の資金調達を実施した。2021年9月10日に発表した。

同社の累計調達額は約2.9億円となった。また、今後のスマートシティ領域への展開を見据え、松尾豊氏(東京大学教授・人工知能学会理事)および大口敬氏(東京大学教授・次世代モビリティ研究センター長)をアドバイザーとして招聘し、最新の知見を取り入れた事業開発・プロダクト開発を推進する体制を整えたことも発表した。

scheme vergeが2019年に瀬戸内のアート巡りを海上モビリティの面から支援すべくリリースした「Horai」アプリは、アートファンや地元住民を中心に数千人に利用された。さらに国土交通省の「新モビリティサービス推進事業」「日本版MaaS推進・支援事業」に採択されるなど、MaaSやスマートシティ構築、あるいは観光DXのソリューションとしても活用が拡大している。

今回調達した資金は、プロダクト開発体制の強化と、各地での事業開発を推進するための人材採用・体制強化を中心に投資する予定だ。

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