J.フロントリテイリング XENOZの株式取得でeスポーツ事業へ本格参入

J.フロントリテイリングは2022年10月27日、eスポーツチーム「SCARZ(スカーズ)」を保有するXENOZの株式50.8%を取得したと発表した。同社は、XENOZを子会社化することにより、今後成長が期待されるeスポーツ事業に本格的に参入するとともに、パルコや百貨店など既存事業とのシナジーを創出するなど、新たな価値創造に取り組んでいく。 

J.フロントリテイリングは新たな価値提供に向けた事業領域の拡大を目指しており、Z世代をはじめとする10代~30代を中心とした若い世代を中心に盛り上がりをみせているeスポーツを注目カテゴリーの1つと捉えてきた。今回の株式取得により、同社はエンタテインメント事業の将来の柱としてeスポーツ事業を育成し、eスポーツを通して次世代顧客へのアプローチを強化することで、パルコ・百貨店における新たな顧客基盤の構築を目指している。 

「SCARZ」は2012年に創設されたeスポーツのプロチームの老舗で、神奈川県川崎市がホームタウン。「ApexLegends」や「VALORANT」など人気のあるゲームタイトルの多くでチームを保有し、主要大会で数々の好成績を収めている。また、eスポーツ大会に参加するだけではなく、音楽とeスポーツを融合したイベント「SoulZ」を主催するなど、活動の幅を広げている。

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